手摘み茶製造
今日は掛川茶市場開きの後、手摘みを行い、集めた茶葉を少量
加工工場に運び、製造を行っています。
この手摘み茶は品評会用の製造となります。
工場長の指示のもと、東山の最高の手摘み茶を加工しようと打ち
合わせします。
ボイラーに火を入れ、もうもうと湯気があがる蒸し工程がはじまり
ます。手摘みした茶を重ならないように入れてはゆっくりと蒸して
いきます。
茶の加工は蒸しにはじまり、次第に揉み捻りしながら水分をなく
してゆく工程です。
蒸された茶葉はまだ一芯二葉の形をしていますが、蒸すことに
より成分が出やすくなり、また香りをあげていきます。
工場長の厳しい目で工程中の茶に入れる熱、時間を見極めな
がら葉打ち、粗揉の工程が進んでいきます。
熱を入れながら粗揉を終えた茶葉を揉捻揉機にかけます。
ここまでは熱を入れる工程で茶葉を乾かしていきましたが、揉捻
工程は均一に茶を仕上げてゆくはじまりです。
手摘みした一芯二葉の茶はここまででこのように針状にまとまって
きています。
手摘み茶加工工程はこの後夜まで続いていきます。
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