結婚式

カテゴリー │東山日記



こんにちは、東山茶業組合青年部です。

本日、青年部員の結婚式を行っています。
私達、後継者にとってお嫁さんを頂くことは仕事をもっともっと頑張らなくてはと肝に命じる
瞬間でもあります。

ともあれ、今日はとても幸せな時を過ごしています。
二人の末長い幸せをお祈りします。

青年部では、まだまだお嫁さんを募集してるいます。
自然あふれる東山で過ごしてみませんか?



 

花みずき冷茶

カテゴリー │一番茶の東山割り



おはようございます。南アルプスの南限とも言われる掛川粟ヶ岳の麓、深蒸し茶の
里、東山茶業組合です。

昨日に続き、私たちの自慢の冷茶パック、”花みずき”をご案内します。

通常5月の八十八夜の頃に摘むお茶が「新茶」と呼ばれますが、私たち茶農家は
最初に摘むお茶を「一番茶」と呼んでいます。

新茶(一番茶)をお待ちのお客さま、おなじみさまも多く、新茶をいち早くお届けして
いますが、その新茶から作るのが、一番茶の涼茶の「花みずき」です。

同業者からも、「もったいない」と言われるのは高値で卸される一番茶を使って作る
からですが、涼茶パックといえど、東山の一番茶の深蒸し茶を飲んでいただきたい
との思いで製造しています。

花みずきは、写真のようなパッケージの中に、テトラのメッシュパックで5gが20袋
入っています。

水に入れて、少し振るようにすると、美しい東山グリーンの冷茶として召し上がって
いただけます。

5gの新茶は一番に出荷する新茶と同じお茶を使っていますから、一年中、一番栄
養があり、おいしい新茶を召し上がっていただけます。

春ともなれば、冷たいお茶も召し上がっていただけます。
どうぞお試し下さい。



 

冷茶を持ち歩く

カテゴリー │お茶の楽しみ方



おはようございます。雨が続く深蒸し茶の里は粟ヶ岳の麓、掛川東山茶業組合です。

最近、空になったペットボトルや水筒に、家で淹れたお茶を入れて持って行く人が増
えています。
外で買うコーヒーやお茶の金額も、毎日となればばかにならず、やはり家から持って
行けば安上がりで、おいしいお茶をいただくことができます。

東山茶業組合がおすすめするのが、一番茶(新茶)でつくるティーパックのお茶”花
みずき”です。

このティーパックは5g入りで他社のものより多く、1リットルの水どころか、2リットル
ほどの水をおいしい新茶の冷茶に変えることができます。

これを小分けして持っていけば、安上がりで健康なお茶を飲むことができます。

最近、行く先々にティーパックを持って行き、その場で作って飲むこともはじめてい
ます。

簡単に持ち運べるから、どこでも作ることができるティーパックの新茶。
みなさまもお試しいただきたいと思います。
是非、お問い合わせください。



 

椎茸の季節

カテゴリー │東山日記



こんにちは。東山茶業組合です。

昨日まで三日間雨でして、外での仕事はお休みでした。次の朝も露っぽいと仕事始め
も遅くなったりして、結構休みが多くきっとサラリーマンより年間労働は少ないのかも知
れません。組合員の人達も丁度今は申告の季節ですし、雨のためできなかったナラシ
作業にも追われ、なかなか忙しくて奮闘していることでしょう

今頃の雨降りには椎茸がニョキニョキ顔を出します。とても肉厚でボリュームがあり
焼いて食べるには最適でしょう。ここらでは多くの家で椎茸の種菌を堅木の原木に
植え付けてあります。出始めるととてもたくさん収穫できるので、家では使うより人
にあげるほうが多いくらいです。

初めて椎茸が原木からいっぱい出ているのを見た時、こういうものなのか とビック
リしました。木から生えるなんて知らず、子供の授業に持たせると言って「きくらげ」
を裏山からわけもなく取って来た時はもっとビックリ、きくらげは海草の仲間と思って
いたのに。

小学校にきくらげを持って行った子供は友達に
「どんなとこに住んでるの?」
と、言われたようで、ごもっともです。ここに来て世間知らずだった私はカルチャー
ショックもいっぱいでした。遠い昔の事です。


 

三椏咲く沢

カテゴリー │東山日記



ひと雨ごとに春がやってくる。掛川粟ヶ岳の麓に広がる、深蒸し茶の里、東山茶業組合
です。

古くから開墾された東山は、今も所々にかつての深山の趣を感ずる場所があります。
そんな沢の近くに三椏(みつまた)が生えています。

三椏は枝が三つに別れているから名づけられたそうで、早春に白い花の房が育ち、その
房から黄色の花が咲き出します。

三椏はご存知のように和紙の原料の一つ、古く自生したものや、植えられたものが今も
春を告げるように咲いています。

春を告げるように一足先に、淡い黄色の花を一斉に開くことから、サキサクと万葉歌人は
詠みました。(またはサキクサ:三枝[さいぐさ、さえぐさ]という姓の語源とされる)。



 

セミナー

カテゴリー │お茶畑の働き者




こんにちは。
東山茶業組合でございます。

最近雨ばかりで畑仕事が全く進まない毎日です。

ということばかりではありませんが、冬の農閑期でもあり、たまにはとばかりに仲間と勉強をしてきました。

勉強の内容は緑茶のマーケティングについてです。

以前、本テーマについて書かれた本を読む機会があり、興味深い内容だったところに今回、その本の著者が講義していただけるということで聴講してきました

以前から茶業界は厳しい時代を迎えていていますが、特にリーフ茶(急須で飲むお茶)を飲む人が少なくなってしまったことが、お茶の生産家にとって頭の痛いところです。

ただおいしいお茶を飲んでいただくと願って努力しても報われません。
消費者が飲みたいと思わせるきっかけを提供することが必要です。

消費者にはお茶には癒しや安らぎといったイメージがあることを知りました。

お茶に携わる人にとって、こういった感性にをもつことが大事であり、あらためて気付かされたことでもありました。



 

5月アザミの頃

カテゴリー │東山日記



こんにちは、雨で作業ができない、深蒸し茶の里、掛川東山茶業組合です。

最近、里山と言う言葉がよく使われますが、単なる山とは違い、そこに生活する人
が手を入れている山を言います。 

東山は、古くから開拓され、粟ヶ岳の麓一帯は誰からも懐かしい、里山を背にした
地域になっています。
粟ヶ岳という自慢の山を持ち、里山の景色を散策する人を一年中集めています。

今朝は昨年の五月、ちょうど摘み取りを始めたお茶の頃、咲いているアザミの写真
を紹介しました。

お茶の山には、一年中、野の花が咲きます。
お茶で忙しい時期に、目を慰めてくれる花の一つがアザミの花です。

多く歌に歌われるように、アザミの花は東山の初夏を飾る花の一つです。

「山には山の 愁いあり 海には海の かなしみや. ましてこころの 花園に 咲きしあざ
みの 花ならば・・・」

花は多くのことを思わせてくれますね。



 

茶畑の水ガメーファームポンド

カテゴリー │お茶づくり施設



おはようございます。
予報によると今週は雨がちのようですね、東山茶業組合です。

農業には水は必須で、昔から農業用のため池は掛川市内にも数多く存在します。
現在は水枯れの夏場に、省力化で茶園に水を供給するため、積極的にスプリンク
ラー設備にて散布され、凍霜害対策にも活躍します。写真のには2000tほど貯水
できますが、もっと大きな施設もあります。

私が嫁いでまもない(ン)十年前、義父が
「将来はここらの畑にも大井川から水が来るようになる」
「えっ おおいがわぁ」
まさかと思ったのにあれからずいぶん年月が流れたと自分の顔見ると納得できます。
 
現在の東山は灌水設備がとても整っています。これも地域の先人の方々のお茶への
熱意の賜です。東山人は農業のための支出は惜しみません。

こんなファームポンドが東山地区には地下にもあったりして、10基くらいは存在し
ております。それはこの地区でこれからもずっといいお茶を作りたいからなのです。


 

菜種梅雨

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 ポツリポツリと雨が落ちる深蒸し茶の里、掛川東山茶業組合
です。

この季節、花を見つけるとうれしいもの、最近は菜の花はとても早く咲き、この季節
にはよく見かけますね。

今週は雨の予報も多く、まるで「菜種梅雨」なんて言いますが、菜種梅雨っていつ
頃のことだろうと調べてみました。

「主に3月下旬から4月上旬にかけての、連続した降雨を「菜種梅雨」と言う(wiki)」
そうです。
それでも3月の頃を差すことも多いようで「菜の花の上にお日様無し」とも言うようで
すから、やはり菜の花は雨の季節を表すようですね。

天気予報を見ると、日本の南と北の温度は大違い、マイナス温度の旭川から25度
もある沖縄までさまざまです。

菜の花は飽きたなんていう、日本の真ん中の静岡県、掛川は贅沢なのかもしれま
せんね。

ブログは全国区で読んでいただけます。
掛川東山は、ふきのとうが出て、菜の花も咲き、早咲きの桜がチラホラと咲いてい
る今日この頃です。




 

ノビル萌える頃

カテゴリー │東山日記



雨の終わりの、深蒸し茶の里、掛川東山茶業組合です。

昨日山に行った友人に、ノビルをいただきました。山に摘みに行ったものを分けていただい
たのです。

ノビルは、葱のような葉を持つ、直径1cmくらいの球根です。
炭火で焼くと、サクサクと歯ごたえがあり、精力がつくと言われています。

春は山からたくさんのいただきものがあります。
それも仲間で分け合って、春の喜びを感じています。

炭火でチリチリと焼き、サクサクといただけば、春の力を得ることができます。

ふきのとうに、ノビル、やがて蕨、東山の春は一雨ごとにやってきます。



 

ミモザの下で

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 静かな日曜の朝、雨の前だからでしょうか、風もなく春を
感じる掛川東山茶業組合です。

昨日ミモザが咲いているところを見つけました。

本来ミモザは”おじぎそう”のことだそうですが、木となるのはミモザアカシア、葉
っぱが似ているから呼ばれるそうです。

古い話ですが、フォークのイルカさんが作った歌に”ミモザの下で”という歌があり
ました。

「夏の終わりに知り合った、鳥の言葉がわかる人」で始まる歌は、娘が田舎で知
り合った純朴な青年にもう一度会いたいと願う歌でした。

ミモザの咲いている下でもう一度会えたらと、花の思い出の季節にもう一度訪ね
てみたいという歌でした。

花を見ると、それぞれ違う思い出を持っているもので、花のエピソードは持つ人は
毎年その花を見ると、誰かを思い出したりするものですね。

日曜の暖かい朝、ミモザの花を見つけたことを覚えておきましょう。



 

防災ヘリがやってきた

カテゴリー │東山日記



おはようございます。
やっぱりブルブルの真冬が戻ってきた感じの東山茶業組合です。

昨日は、東海地震が発生して東山地区が孤立したことを想定し、地区民と消防団員を
陸上自衛隊のヘリコプターでエコパ運動公園へ救出搬送する事と、消防団員のヘリの
誘導技術の習得が行われました。

いつ東海地震がきてもおかしくありません。陸の孤島になるかもしれません。
自治防災長、区長等6名が搭乗し、東山離陸するとわずか5分ほどで袋井エコパに
到着したそうです。すごく早くてビックリです。

離発着の時は少しふらつくようですが上空はとても静かで快適だったようです。
ヘリに乗ることなんてまずないでしょう。ドクターヘリにお世話になることも万一あるかも
しれませんが、景色を楽しむ余裕なんてないでしょう。

「とてもいい体験をした」
「冥土のいいみやげになった」
とは、搭乗者たちの弁です。

これで災害時には、東山地区にもヘリが来てもらえそうでひと安心です。


 

東山はわらび山

カテゴリー │東山を訪ねる



おはようございます。 深蒸し茶の里、掛川東山茶業組合です。

昨日の雨で仕事ができず、去年の写真を整理していると、昨年の5月の写真が出て
きました。

茶摘がはじまる前、東山の山はわらびの山にもなります。

茶畑の山にもツンツンと蕨が萌えてきます。 そういえば萌えるという言葉は草や
こうした蕨に使うとピッタリで、決して今のような「萌え~」なんてことに使う言葉では
ありませんでした。

茶摘の山に蕨萌えだし、いよいよ茶摘がはじまるのを知らせてくれます。

この頃の東山には、大勢の蕨採りの方もいらっしゃいます。
お茶畑は見ると歩くのでは大違い、急傾斜に小石もありますから、靴を選ばないと
滑ってしまって蕨採りも大変です。

上るより、降りる時が滑りやすいですから、地下足袋など安全な足元で楽しむこと
をお勧めします。

今は、萌えだしたふきのとう採り、植物が春の訪れを教えてくれています。



 

雨のお茶

カテゴリー │東山日記



こんにちは、今日はブログが遅くなった掛川東山茶業組合です。

雨雲が粟ヶ岳にかかる朝は、仕事はお休みになります。

先日仲間が書いたように、東山の仲間は毎日自分たちで作ったお茶を飲む健康仲間
です。毎日自慢のお茶を飲めば、違いがわかりますから、孫も小さな頃から飲んだお
茶のおいしさを知っています。

知らない地域に行ってお茶を飲むと、違いがわかるのです。

自慢の深蒸し茶をもっといろいろな人に飲んでいただきたい、という気持ちは私たち
の健康な暮らしからはじまります。

きれいな色で深みがあり、新茶のよどみが浮かぶおいしいお茶をお届けしたいと
思います。

雨の日は、計画の日でもあります。たくさんの企画を一つづつ着実に前に向けて仲
間と話していこうと思います。

一雨毎に、東山に春がやってきます。



 

東山から墨絵の世界

カテゴリー │東山を訪ねる



おはようございます。寒さの戻った2月後半、それでも日差しは毎日少しづつ強く
なっているような気がします。 粟ヶ岳の麓に広がる深蒸し茶の里、掛川東山茶
業組合です。

現在のお茶工場の北に、旧工場があり、東山を巡る道の小高い場所に行けば、
南に広がる山々を見ることができます。

ここからの冬の夕景はすばらしく、まるで墨絵のような山々が色を変えながら暮
れていきます。

一日の仕事を終え、高台から眺める東山一帯は、住みよいところ、暮らしながら
ら少し前の日本の村の情緒があるところです。

先日、組合事務所で以前撮った航空写真を見つけました。
とても大きな写真ですから、近々加工してこのブログでも紹介したいと思ってい
ます。

いつもは粟ヶ岳を見上げていますが、その写真は私たちの東山を見下ろす感じ
で写してあり、私たちが暮らす地域を飛ぶ鳥のように見下ろしています。

一年を通じて自然を感じながら暮らす私たち東山の仲間は、こんな景色を愛し
て暮らしています。



 

袋井からの粟ヶ岳

カテゴリー │東山を訪ねる



おはようございます。寒さが戻り、引き締まる思いがする掛川東山茶業組合です。

このブログで私たちの茶畑を見下ろす粟ヶ岳を何度も紹介していますが、どこに
あるの?と聞かれることがあります。
東側からに面する大きな「茶」文字が見えればわかりますが、山の形だけでは
わかりにくいかもしれませんね。

エコパはご存知でしょうか、エコパから掛川まで新しいバイパスが通っています
が、その道からもこうして粟ヶ岳は見えています。

粟ヶ岳は南アルプスの南限と言われるように、北からの山々の中で一番高い山
で見極めができます。

袋井から掛川へ向かわれる際には、粟ヶ岳をご覧ください。



 

毎日のお茶と漬物

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 春まですぐそこの寒さが戻ってきた、深蒸し茶の東山茶業組合です。

週末の夏日のような異常気象は私たちにとって、うれしいことではありません。
お茶の木も、ちゃんと寒さの後に春を迎えたいもの、まだまだ寒さも必要です。

私たちが育てるお茶は、毎日欠かせない健康な飲み物ですが、おいしい漬物と一緒で
丹精こめればおいしいお茶に育ちます。

家では朝の一杯のお茶、朝食のパリッとした漬物が朝の腹を起してくれて一日が始まります。
当たり前の生活の中の、当たり前の食材がある喜びを感じています。

お茶を飲む、当たり前のこの生活習慣が、私たちを健康にしてくれています。

山の茶畑は遠くから眺めるのは美しいものですが、初めて畑に入る人は、その傾斜に驚き
ます。その傾斜に一日中働く私たちの元気にも驚きます。

どうして、そんなに元気なの?と驚かれるほど私たちは丈夫です。

毎朝のお茶、一服のお茶、一日何杯も楽しむ”当たり前の東山の茶”を飲んでいるから健康
で元気なのでしょう。

これからも毎日、お茶の元気をお届けいたします。



 

冷茶の緑を愉しむ

カテゴリー │一番茶の東山割り



おはようございます。 粟ヶ岳の麓、掛川東山茶業組合です。

春一番のニュースが聞かれるようになると、お茶の準備がはじまります。
冬の厚着から春を迎える準備は、お茶畑の作業の始まりです。

昨夜から、東山の自慢の冷茶はなみずきをいれはじめました。
昔むかし、「暖かい部屋で冷たいカルピス」というコマーシャルがありましたが、
「暖かい部屋で冷たいお茶」もおいしいものです。

氷をコロンコロンと入れて飲む冷茶は春から夏のはじまりです。

今、浜松の末広鮨さんでこの冷茶ティーパック花みずきをお試しいただいて
いる記事を読みました。ありがとうございます。

5gのティーパックの花みずきは、一番茶(新茶)から作られています。
大きなポットに出した冷茶を「東山割り」としてお試しいただいています。

焼酎を召しあがる方は東山割りとして、冷茶そのままでもおいしいお茶です。

コロンコロンと氷の音が涼しい花みずき冷茶、お試し下さい。



 

植物は頭がいい

カテゴリー │お茶畑の働き者



おはようございます。
2月とは思えない陽気ですね、東山茶業組合女性部です。

例年ですとまだまだ厳寒期ですのに、14日には静岡市清水区で2月としては
観測史上最高の26.8度を記録したとか。標高の高いここ東山でもナラシ作
業で体を動かしていると汗ばむほどでした。

家の庭のネコヤナギが、こんな暖かさに起こされたのか数日前からチラホラと
銀色のふかふかの芽をのぞかせています。ナラシの頃に芽をだすといわれて
いますがちょうどその時期です。植物って自分の出番を心得ています。

人間だったら熟年と呼ばれる頃を過ぎると
「いやーっ、すっかり勘違いしちゃってねぇ・・・」
と、およびでない時に出てくるのも、よくある事です。

一番茶に新芽の大きなものだけ早く摘んでおくと、茶樹は早く摘まれた事を
覚えていて二番茶もそこだけしっかり早く芽を出すのです。彼岸花もそうです、
葉一本出てなくて外の様子もわからないのに、お彼岸のころにニョキニョキと
群生して鮮やかに咲きます。いつも ”すごいなぁ” って思います。

植物って本当に頭いいです。自然は偉大ですね。


 

日坂から5kmの別天地

カテゴリー │東山を訪ねる



おはようございます。日曜の朝、始まった春の作業に励む、掛川東山茶業組合です。

私たちのお茶工場は、東海道の日坂宿から5kmほど上がった山にあります。
粟ヶ岳を仰ぎみる工場は、屋根がお茶の緑色をしていますからすぐにわかります。

山とは言いながら粟ヶ岳を仰ぎながら整備された道を走ると、爽やかな風が吹き、
春から初夏には大勢のお客様が訪れていただけます。

「いいところですね」と言われるのは、私たちが自慢する茶畑が続く丘の空気の良さ
なのでしょう。

春は遠いと思われているかもしれませんが、もう茶畑には多くの仲間が毎日出て作
業をしています。
先日は、芽吹いたふきのとうを採った人もいます。

日坂宿からわずか5kmの別天地へお出でください、東山を通る道は隣の金谷まで
続いています。



 

東山冷茶の撮影

カテゴリー │一番茶の東山割り



おはようございます。 バレンタインデイの朝、深蒸し茶で深いご縁をと願う、掛川東山
茶業組合です。

一昨日は小売部の商品撮影に行きました。撮影場所をご提供いただいたのは、浜松
の郊外半田山にあるギャラリーラウンドテーブルさんです。

古き曳馬野の自然を借景に、和の庭を持つギャラリーをお借りしました。

この春から夏にお勧めする東山の自慢は、一番茶でつくるティーパックの”花みずき”
です。
大きなポットにも充分の5gの一番茶(新茶)ですから、たっぷりと新茶の香りを冷たい
お茶で楽しんでいただけます。

ギャラリーのスタッフの皆さんにも「香りがいいです」、「よどみがまるで新茶みたい」と、
リーフのお茶と変わらない味と風味、たっぷりの濃いお茶を楽しんでいただけました。

撮影は季節の先取りです。少し早めの季節には暖かいお部屋で冷たい花みずきをお
楽しみ下さい。

ギャラリーラウンドテーブルの皆さん、ご協力ありがとうございました。



 

東山割りを召し上がれ

カテゴリー │一番茶の東山割り



おはようございます。 東山茶業組合です。茶処掛川のシンボルの茶文字は、私たちの
茶園を見下ろす粟ヶ岳にあります。

私たち33軒の茶農家でつくる自慢の冷茶用のティーパックを「花みずき」と言います。

この花みずきの自慢は、同業の皆さんからも「もったいない」と言われる一番茶(新茶の
こと)をそのまま使っています。

メッシュのテトラに入れたお茶は、大きめの水さしでも充分の量がとれ、新茶そのものの
香りと匂い、味を楽しんでいただけます。

昨日はリーフレット用の写真撮影をしましたが、これが噂の「東山割りです」。

現在、浜松駅の南口に近い末広鮨さんのご厚意でモニターとして、お客さまにおすすめ
いただいています。

昨日はブログ記事にもしていただき、ありがとうございます。

お米から、浜名湖海苔、もちろん素材にこだわるお店として知られる、末広鮨さんも太鼓
判のおいしさだと言っていただいています。

もちろん水出しですので、ご家庭で一番茶の水出し茶としてお楽しみいただけます。

私たちの自慢の一つ、花みずきで作る東山割りを是非、お試し下さい。



 

おちゃわん出来ました

カテゴリー │東山日記



もう一種類。色会いの違った湯呑み茶碗も出来ました。これで一服!お茶おいしいよ。



 

おちゃわん出来ました。

カテゴリー │東山日記



昨年12月に女性部で、陶芸教室を行いましたが、1月にそれぞれの作品が出来上がりました。

向かって右側は、小学生の作品です。お母さんの湯呑み茶碗と並んでいます。
上手に出来てますね。ちなみに子供さんはお味噌汁を入れたいんだそうです。



 

ナラシと眠気

カテゴリー │お茶畑の働き者




おはようございます。
東山茶業組合です。

この写真、ナラシという作業のものです。その名の通りの茶畑の面を均す作業です。
前年の秋のお茶が終わると、茶畑は冬仕度にはいります。茶葉が摘み採られた茶畑
は冬の強い風に吹かれて寝ていた古い葉っぱが起き上がってしまいます。

これを放置しておくと、一番茶を摘み取るときに、新芽の中に古い葉っぱが紛れてしま
い、一番茶の品質に悪い影響を与えてしまいます。

組合員全てが今月中にこの作業を終え、来月早々には綺麗にナラシが行われている
か組合員全員で検査します。

ナラシが始まると、今年のお茶仕事が始まるなぁと組合員は思うんです。

初春の陽気と単調なエンジン音と機械音は心地よい眠気を誘う作業でもあります。



 

茶文字の大きさ

カテゴリー │東山を訪ねる



おはようございます。南アルプスの南端とも言われる粟ヶ岳の麓に住む33軒の茶農家
の組合、掛川東山茶業組合です。

一昨日の夕方は雨の後でもあり、すっきりとした粟ヶ岳を望むことができました。

きれいな粟ヶ岳の茶文字を眺めていると、下草刈りでしょうか、仲間のトラックがちょうど
茶文字の真下に停まっているのに気づきました。

そこで、どんなに茶文字が大きいのか説明しようと、この写真を撮りました。



茶文字の下の登山道に停まったトラックはこんな大きさです。

どうですか、茶文字の大きさがお分かりでしょうか?

東山南東麓に広がる、私たちの茶畑のどこからも眺めることができる粟ヶ岳は、私たち
の誇りです。

この山をご覧になりましたら、私たちの茶畑にも遊びに来てください。



 

桃源郷にて

カテゴリー │東山日記




こんにちは。東山茶業組合の女性部です。

一昨日の夜来の雨は次の朝には、すっかりやんでおりました。
こんな雨上がりの後、ここ東山でよく見られる幻想的な景色です、中国の水墨画を
見てるような感じで、住んでいる所より下に雲のようなものがあるなんて、そうそう
あるもんじゃありません。仙人くらいのものです。

静岡の街中に住んでおられる親戚の方は、ここの場所を「桃源郷ですね」と言わ れ
ます。桃源郷とは・・俗世間から離れた別天地・・とか・・この世とは思えない場所 ・・
らしいのですがまさかねぇ。その方はうぐいすの鳴き声にも大変感動されていました
が、ここでは春以降、猫の泣き声より頻繁に耳にします。

うぐいすも春の鳴き始めの頃は上手く鳴けず、聞いてるこちらも思わず「ガンバレッ
!」って言いたくなりますが、月日が経つとだんだん自信たっぷりに美声をうるさい
ほど披露してくれます。

・・ってことは、私達女性はさしずめ「天女」になるのでしょうか、でも仙人のように雲
を食べて生きて行くこともできず、とりあえず今日から「仙人」と「天女」は茶畑のなら
し作業に精を出すことにしました。現実です。


 

無間の井戸3

カテゴリー │東山の歴史



おはようございます。 遠く室町時代にも遡ることができる開拓の歴史を持つ、深蒸し
茶の里の掛川東山茶業組合です。

さて、今朝は東山に伝わる「無間の鐘の由来」の3回目です。
昔むかし、あったそうな。と伝えられる伝承です。

はずかしめられた恨みを晴らす為に、無間の鐘を撞いて金銀を心のままに得ようと
する川井成信の勇み立つ様子に、父親は子の将来を案じてさとしましたが、聞きい
れず、あまつさえ傍若無人の振舞いで、ほとほと父親は困惑していました。

父親は彼の粟ヶ嶽に登り、子の兵庫の来ないうちに、願望成就の鐘を井戸の底に
埋めてしまいました。

それを知らぬ兵庫は、いくら探しても見つからず、無念やるかたなく堂舎を焼き払え
ばいくらかくしても鐘は残るであろうと、火をつけようとしました。

その時にわかに魔風が起こり、此の山の守護神八王子一寸坊大権現があらわれ
て、兵庫をひっつかみ、深々たる谷底へ投げ給うたのであります。

又、一説によると、松浦兵庫なる人が無間の鐘をついたために、この地方一体は
七日七晩鳴り響き、食べ物という食べ物は、全部「ヒル」という虫になってしまった。

食べ物がなくなってしまいましたから、草の根を集めて飢えをしのぎ、わらびもち
を造りあげたものであると言われております。

無間の鐘の由来、おしまい おしまい。



 

無間の井戸2

カテゴリー │東山の歴史



おはようございます。 春も近づく深蒸し茶の掛川東山茶業組合です。

さて、昨日に続き、無間の鐘の由来のお話をいたしましょう。

無間の鐘を撞くと、願望成就して有徳自在となり、現世は心のままになるが、
未来は永劫無間地獄にちて蛙に責められ、苦しみを味わうと言われておりま
した。

この山頂の井戸に食べ物を投げ入れると、忽ち蛙になるといわれております。

この粟ヶ嶽の西麓に川井成信という殿様が此の山に参詣して、芝の山で酒宴
を開き、そのたけなわという所へ、無断で幕を上げて推参した者がありました。

「何者」ととがめたら、東麓に住める志戸呂の大沢兵庫という郷士であった。
この郷士は、その時は無事に帰されたが、恥かしめられたことを無念に思い、
特に貧しいために、はずかしめられたこの恨みを晴らすため、無間の鐘を撞い
て金銀を心のままに得られるならば、川井成信など、何ものぞとばかり勇み
立っておりました。

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物語はさらに続きますが、明日のお楽しみにいたしましょう。
さて、無間の鐘を撞く大沢はどうなったのでしょう。



 

果樹の剪定教室

カテゴリー │東山日記



こんにちは
風は無いのですが日差しが弱く、うちの猫もひなたぼっこもできず、家の中に戻って
きて今から昼寝をするようです。東山茶業組合女性部員です。

午前中は機会がありまして果樹の剪定教室に行ってきました。
掛川市の森林果樹公園園長の山城治雄氏が幸いにも当東山に在住されています
ので快く休日を利用して講師を引き受けて下さいました。

山城さんの自宅にはとても多くの果樹類が植えられていて、どれも美しく剪定されて
いました。今日のために残されていたものを教材にして柿、キューイ、もも、みかん
そして接木まで分かりやすく教えて頂きました。

果樹公園でも毎年無料の剪定教室が開催され、市外からも大勢の方々が参加され
大盛況のようです。昨年12月から始まり3月まで行われ、今年もあと4回あります。
毎回異なる果樹ですので興味ある方にはオススメです。
山城さん自身も若々しくとっても気さくな人柄なのでこちらもオススメです。

茶樹にも剪定作業はあります。樹高が大きくなりすぎて作業がしにくくなっていたり、
樹勢がなくなってくると低く切り落とすのです。剪枝、更新とか呼ばれます。
そうすると、また勢いが良くなり収量も増えます。

若返りのためにするのですが、私もしたいもんだ
と思う今日この頃でございます、はい。