空を目指せ

カテゴリー │東山日記



おはようございます。春近づけば雨あり、桜咲く頃には雨も寒さも戻ります。
それでも安定的な春はやってきます。

お茶萌えはじめを待つ、深蒸し茶の里、東山茶業組合です。

テレビでも報道されていますが、粟ヶ岳からも遠く眺めることができる富士山静岡
空港の開港が迫っています。
空を目指す気持ち高まるのは春そのものの話題ですね。

さて、東山の春は足元にたくさん見つけることができます。
野草に見つける春はお茶よりも先にやってきています。

畑の豆も花をつけましたが、雑草の豆たちも花をつけています。
豆は草でも実りを感ずる春の花です。

この豆もつるを空に向けてのぼっていきます。 空へ空へ、掛川の空もやがて
航路の下、お茶の実りを楽しんでいただけることでしょう。
楽しみです


 

ANAで掛川

カテゴリー │東山日記



おはようございます。
昨日日曜の朝刊に、ANAの広告を見つけました。 6月に開港する富士山静岡
空港を利用して北海道や沖縄へという広告でした。

その浮世絵のような景色の中の緑は、当地のシンボル茶畑が描かれています。

空港の滑走路の向きから、離発着には東山の上空も飛ぶのではないかと期待
する航路ですが、我らが自慢の粟ヶ岳の茶文字も見えるでしょうか

見慣れた目には茶畑のうねも当然になっていますが、遠くから富士山静岡空港
に降り立つ方は、この地のお茶畑の美しさを見ていただけると思います。

富士山と海、粟ヶ岳から南アルプスにつながる峰、美しい茶畑をご覧いただき
たいと思います。


 

互評会〜感性を磨く〜

カテゴリー │茶づくり人づくり




こんにちは、東山茶業組合でございます。

掛川は深蒸し煎茶の産地です。それぞれの生産者や協同工場は、ライバルであり切磋琢磨しながら良いお茶を作るべく努力しています。
一番茶が始まるこの時期は、毎年、製茶機メーカー主催による互評会があります。
六つの協同工場の昨年のお茶が並べられそれぞれの製造員が見比べます。
自分達の去年のお茶はどうだったのだろう。
他工場のお茶はどうだろうと思いながら、外観、水色、滋味を確かめあいます。
製茶機械は日々進化し、茶師の作業負担を軽減するべく自動化されていますが、良いお茶を作るためには、茶師の目で見て触って感じる、経験に裏打ちされた感性が必要であることは今も昔も変わりません。



 

茶の道をつくる

カテゴリー │お茶畑の働き者



おはようございます。

3月最後の日曜日、4月を前にすると、いよいよと思う気持ちが膨らみ、希望が
萌えてくるこの頃です。

さて、この時期に組合員が整えておくことがあります。
茶畑に続く道は、作業に通う道としてだけではなく、続く茶畑から摘んだ茶葉を
トラックで運ぶ道でもあります。

茶葉はとてもデリケートで、摘んだ後に太陽に当たり過ぎれば痛んでしまいま
す。その為にトラックの荷台はシルバーの反射シートを使って熱を跳ね返す工
夫をするほどです。

収穫した茶葉はすぐに組合の工場に運びますが、その際に通るのもこの作業
路です。
下草などを除去して安心で安全な作業路にしておくことが、茶摘の効率を高め
るのです。

誰かが通るこの道を整えておくこと、誰もが安全に山を上り下りできるように
しておくこと、これが大切な管理のひとつです。



 

桜やってきます

カテゴリー │東山日記



おはようございます。

毎日山の桜を見ていると、いつ満開になるかが気になる頃となりました。
深蒸し茶の里、東山茶業組合です。

山にあるのが山桜、里にはおなじみの染井吉野が咲き始めていますが、桜の
定番となって全国に広がった染井吉野は東京のあるところから広がったそう
です。

少し転載してみます。

染井吉野は染井村(現代の東京都豊島区駒込)の植木屋が、江戸時代末期
に品種改良した園芸品種で、明治以降全国に広がりました。
染井由のは当初、奈良県山岳部の桜の名所「吉野山」にちなんで「吉野桜」
と命名されておりました。

しかし、吉野山の桜はヤマザクラの類で「吉野桜」の名前は誤解を招くとして
明治33年、上野講演の桜を調査した藤野寄命博士が、「染井吉野(ソメイヨシ
ノ」と命名したのだそうです。

桜の開花は品種で変わり、既に咲いて散ったものから、満開のものまであり
ますが、やっぱり私たちが見たいのは、桜並木が満開になったところです。

毎日眺めては楽しみにする。
この記事はお茶の萌えと桜の具合が気になりますね。



 

ご予約はじまります

カテゴリー │お茶の楽しみ方



おはようございます。 茶の芽萌え始めた粟ヶ岳の山麓に広がる茶園を育てる
掛川東山茶業組合です。

春から初夏へ、私たちの茶摘みがいよいよ4月から始まります。
お茶農家にとって、五月のゴールデンウィークは茶摘みの最盛期、家族揃って
茶摘をし、組合のお茶工場は最大の稼働率となります。

おいしいお茶を作る私たちが、今年挑戦するのは、日本一と自慢する東山の
深蒸し茶を全国にお届けすることです。

今年はその為に、従来の郵送やFAXでのご注文に加えて、インターネットから
のご予約・ご注文も承りたいと準備を続けています。

一番茶(新茶)をいち早くお届けしたいと、今年は特別なお茶の準備もはじめて
います。

◎限定手摘み深蒸し茶”すずらん”50g缶入り 1500円 です。

これは少量限定商品となり、ご予約いただいた数のみの生産となります。
ご予約期間中後のご注文のみの商品といたします。

まもなく始まる東山の深蒸し茶のご予約、どうかご利用下さい。



 

ざる猫

カテゴリー │東山日記




こんにちは東山茶業です。午前はウグイスの上手な美声を聞きながら仕事してました。
ホントのどかですね♪

各地では次々桜の開花が進んでます、先週の季節はずれの暖かさはおさまり今週はま
た朝夜に寒さを実感してます。寒暖の差がありそうですので体調管理には気をつけましょ
う。

少し前「猫なべ」がブームでしたけどあんなかわいい画像は猫好きにとても癒しを与えて
くれるのです。元来猫はせまい所がすきでダンボール箱や口が開いた袋とかすきあれば
もぐり込もうとしてます。普段は椎茸など干すザルですがちゃっかり昼寝の真っ最中です。

もう13歳になるおばあちゃん猫で若い頃のヒゲは立派で真横にピーンと張ってましたが
今はあざらしみたいです。人間換算表によると68才位ですね。

日中は留守番していて、夕刻畑から帰ってくる私たちを見つけるとすぐ近寄ってきて、「待
ってたよ」と、うれしくてたまらない様子ででんぐり返しを何回もして見せるのです。

猫を切らしたことがない(?)くらい昔から飼い続けてますが、人間は放し飼いに、育てた
けど家族みんな猫には甘く過保護です。ペットも家族の一員。いつまでも一緒に過ごした
いものです。

こんなに可愛がり過ぎるといなくなった時のペットロスが心配です。





 

みやまの里通信

カテゴリー │東山を訪ねる



おはようございます。 茶の芽萌える掛川粟ヶ岳の麓、深蒸し茶の里、東山茶業
組合です。

私たちの組合が定期的にお茶の話を書いて、お客様にお送りしているのが”みや
まの里通信”です。
組合の手作り通信紙ですが、お買い上げのお客様とのご縁を深めたいと続けてお
ります。

今回の通信の目玉は、今年初めて開催する”みやまの里祭り”です。
これは今までお買い上げいただいたお客様をお招きし、工場見学をいただいたり、
風香りはじめる4月の東山をお楽しみいただこうと企画したものです。

今回は初めてということもあり、組合員、青年部、女性部全員がはりきって企画を
すすめ、当日は組合あげて東山の魅力をお伝えしたいと願っています。

お茶の芽萌える一番茶摘みの直前、4月12日(日)に開催予定ですが、大勢の
お客さまとの出会いを期待しています。

今年はブログ、ホームページ、まつりと新しいチャレンジに挑戦する私たちは春の
期待に膨らんでいます。


 

日本一の深蒸し茶を届ける

カテゴリー │東山日記



おはようございます。昨日のWBC2連覇の興奮さめやらぬ朝を迎えま
した。日本を元気にした選手たち、原監督に惜しみない祝福を贈りた
いと思います。

さて、私たち東山茶業組合にも世界に誇るものがあります。
粟ヶ岳の麓に広がる茶園にはすくすくと今年の一番茶(新茶)が育っ
ています。
その健康な葉は通常のお茶に比べ厚さがあり、私たちの自慢とする
深蒸し(通常より蒸し時間が長い)茶に仕上げることができるのです。

先人から受け継ぎ、たゆまぬ努力で作り上げられた美しい茶園が生む
深蒸し茶を全国に届けたいと私たちは考えます。

そして今年はこのブログと、ホームページで全国の皆様と深蒸しの深
いご縁を深めていこうと思います。

この私たちの心を伝える為に、まずこのブログを昨年11月25日から
はじめました。
一昨日このブログへの積み上げは皆様の励ましで1万アクセスをいただ
き力強く思っています。

そして私たちの近日中にオープンするホームページには、「日本一の
深蒸し茶を届けたい」と掲載したいと思います。

届けるではなく、届けたいという東山の挑戦にご期待下さい。


 

萌芽調査

カテゴリー │お茶の木の話



こんにちは。東山茶業組合でございます。

三月も下旬になると、茶園の様子が気になります。
去年の秋のお茶で摘み採られた茶園は、黒に近い濃緑の古い葉を残して休眠します。
休眠していた茶園は、春の陽気と共に目覚め、一番茶となる芽が動き始めます。
萌芽調査とは、この新芽の動きを調べることです。
青年部の自分の茶園に、四角い枠を置いて枠内の新芽の数をカウントし、そのうち萌芽
した芽の数をカウントします。
これを一つの茶園につき八ヶ所置いて調査するわけです。

萌芽とは、新芽が成長してしもかむりを破り、芽の先端が開こうかという段階です。
一日おきに調査を行い、萌芽率が70%を越えた時点で終了となります。

萌芽調査からその年の生育状況を把握し、一番茶の開始時期を予測する材料となります。

これも、新茶が近づいていることを感じさせる活動でもあります。


 

イベントのつぼみ

カテゴリー │おもてなしのアイデア



おはようございます。 今朝はちょっとのんびり登場の東山茶業組合です。

温かさが早くやってきた今年は、お茶も順調に育ち、来月には初市場を迎える
楽しみにワクワクしはじめています。

お茶の葉が育ち、粟ヶ岳がお茶の新緑に覆われる頃、いつもお買い上げいた
だくお客さまをお招きしようとイベントの企画もすすめています。

私たちの自慢のお茶園と、組合の工場を見ていただきながら、五月の一番茶
にご期待をいただこうと思っています。

温かい緑の風が吹きぬける山をめぐりながら、東山へ、粟ヶ岳はそろそろ桜
を咲かせはじめています。

ブンブンと早朝にまわる防霜ファンも、確かな収穫の期待の音に聞こえます。

今年は粟ヶ岳を見上げる私たちの東山へ是非お出でください。



 

百姓

カテゴリー │東山日記





おはようございます。東山茶業組合です。また雨。

農家を昔は百姓と言ってました。水呑み百姓、どん百姓とかあまりいいイメージはな
く、むしろ馬鹿にした響きでした。

ところが知人の大工さんが
「百姓はなんでもやる人の事、サラリーマンはせいぜい一姓か二姓くらいのもんだ」
と、言ってました。

そういえば農村は昔から自給自足が当たり前、冬には縄をない米や炭を入れる俵、
ムシロも織り、時には与作になり木の伐採、椎茸の原木作り、そして炭焼きもする。
農耕用の家畜も飼ってた。

最近では農道の舗装、車両、機械の構造も熟知し修理もこなし、建物の解体、水
道工事、防霜ファン設置に電気工事、JAFまがいに道から落ちた車を引き揚げ、そ
して自営業者としての才覚と多種多様です。それに必要な道具、機械なども所有
してなくてはなりません。

いろいろおだてていたけど結局、仮住居の設備をこちらにやらせようとして言っただ
けかもしれませんが。、

添付写真は日坂上空、バイパスと旧国一が並び、時任八幡宮や道の駅も見えま
す。ここ日坂から北へ5キロほど入ると東山茶業があります。





 

山のむらさき

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 昨日は蕨の話題をかきながらアップし忘れてしまいました。
小雨の週末の掛川粟ヶ岳の麓、深蒸し茶の里、東山茶業組合です。

ふきのとうの季節が過ぎ、山の足元にも花が咲き始めています。
ふきは目立たない植物ですが、この季節はふきのとうから伸びた花を見つけること
ができます。

ふきから伸びた花が花火のように咲いて美しいものですよ。

そして見つけるとうれしいのは、こうした紫の小さな花たちです。

カメラを持って歩けば写真を撮れますが、小さな山のムラサキたちは、ほんの小さな
花です。

見つけたらひざまずき、花と目線を合わせて撮ってみます。

山の下草の中から芽生える花と語ってみるのも、自然を大切にお茶を育てる私たち
の心です。

ひざまずくと見えてくる季節探しも東山の楽しみの一つです。


 

東山わらびの風

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 春萌える粟ヶ岳の麓に広がる茶畑は、私たちが丹精をこめて
育てる深蒸し茶を生んでくれます。

そろそろわらび採りの話題が聞こえてきました。
これは去年のわらびの写真です。

わらびを求めに山に来る人は、茶畑の急斜面に驚きます。
その斜面は光を集めて春の喜び、わらびを生んでいます。

山菜といえば最もポピュラーで量も採ることができるわらびですが、採りに行く時に
は足元をしっかりして行くことをおすすめします。

傾斜を歩くには地下足袋などしっかり足の指が斜面をつかむものが一番です。
滑ったり、足首をくじいたりする方も多くいらっしゃいます。

今年一番のやわらかな山菜を摘み、ごはんの菜にすれば食卓にも春がやってき
ます。

一歩づつ足元を確かめながら摘む、楽しいわらび採りをお楽しみ下さい。



 

ぜんまいのリーフ

カテゴリー │東山日記



おはようございます。昨日まで春を越えて陽光とも言える日差しを受けた、深蒸し茶の
里、東山茶業組合です。

先日はしりの”わらび”の話が出ておりましたが、この陽気で一気に山菜たちの春が
やってきます。
山菜はくるくると渦を巻いて現れ、光を浴びてすくすくと育ちます。

まるまった葉を広げながら山を覆う勢いを持っています。

この葉も山菜の真似をしているのでしょうか、くるりとまるまった中から葉を一枚いち
まい広げて伸びていきます。

春は一足飛びに桜を開かせてしまう勢いとなりました。

見上げる粟ヶ岳の上にも桜前線がやってきます。

いよいよ私たちが待ち望んだ本当の春がやってきます。



 

作物の花:ブロッコリー

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 昨日一昨日と春を越えて初夏のような陽気となりました深蒸し
茶の里、掛川東山茶業組合です。

停めておいた車の中のあの蒸れた暑い空気を初めて体験しました。

さて昨日所用で浜松の三方原あたりに行きますと、さまざまな作物の花が咲いてい
ました。
赤土の畑が広がる三方原は、大根の大産地ですが、今は春から夏の作物が生長し
ています。そんな畑に黄色い花を見つけました。

さて、これはなんの花でしょう。大根の白い花、ナスの紫の花と、野菜の花は可憐で
美しいものですが、これはどうやらブロッコリーの花のようです。

収穫を終えてしまった畑で、太陽をいっぱいに浴びて花穂が咲き始めていました。

生き帰りには桜の花を見つけながらの小さな旅を楽しんできました。

私たちもお茶が待っています。 いよいよ作業が忙しくなってきます。



 

水ぬるむリーフ

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 冷たく見えていた川や池の水もぬるむ彼岸、寒さ暑さも彼岸
までとはよく言ったように、すっかり温い空気を感じている東山茶業組合です。

池の水の水草が伸び始めました。
先日、あめんぼは細かい毛の生えた脚に表面張力を得て浮いているという番組を
見たばかり、こんな水草も工夫して表面張力を得ているように思えます。

水面の上まで枝を伸ばした花が散り、その花びらを水草の水に散らしています。

寒い間にはしなかったことですが、春の川や池を覗き込み、何か生物がいないかと
目をこらすのも今頃からになります。

「春になればしがっこもとけて」という歌がありますが、この「しがこ」もテレビ番組で
氷のことだと教えてくれました。

温暖な掛川、粟ヶ岳の麓に広がる私たちの東山は、年中温暖な土地です。
それでも春が来るのは格別で、空気そのものがぬくむこの季節に働くのは気持ち
よいものです。



 

茶生産者の集い

カテゴリー │お茶畑の働き者



こんにちは、東山茶業組合でございます。

この時期にしては珍しく雨降りが続き、作業がなかなか進みませんでしたが、春らしい陽
気とともに、作業の遅れを取り戻している最中です。

茶農家にとっての三月は、一番茶にむけての準備作業の真最中です。
茶園のナラシ、施肥、防除などなど、良い一番茶の芽を出すための茶園管理や、後回して
いた茶園整備を行っています。

そしてこの時期は、畑仕事以外の用事が多い時期でもあります。
地元組織や茶商さんの総会や懇親会に出席する用事が連日のようにあります。

今日も、その一つ、『掛川市農協茶生産者の集い』に出席しています。
各種の品評会の表彰や講演を行う集会です。

こういうところに出席すると、どこでも今年の新茶にむけての意気込みが語られ、気持ちも
少しづつ盛り上がっていくものです。


 

あぶりだしの思い出

カテゴリー │東山日記



おはようございます。春一番の山菜が採れだした深蒸し茶の里、東山茶業組合です。

昨日、仲間と話していると「あぶりだし」の話が出て、懐かしく思い出しました。

「あぶりだし」を皆様、ご存知でしょうか?
昔は年賀状などの趣向にも使ったもので、みかんの汁をつけた筆で葉書に文字を書
いていきます。

みかんの汁は乾くと見えなくなりますが、もらった人はその葉書を軽く火で炙ると文字
が浮かび上がって読めるのです。

調べてみると、あぶりだしは一部の野菜の絞り汁や、砂糖水でも可能なのだそうです。

かつては家には火が直接見えるようなストーブや、火鉢などがありました。
火に炙って読むことは簡単でしたが、今やガスレンジくらいが生の火に炙れるものでし
ょうか

それもオール電化の波にのって、家庭には直火がなくなりつつあります。

懐かしい「あぶりだし」、久しぶりにやってみたくなりました。
孫にでも教えてみましょうかね。

みなさんも、試してみてくださいね。



 

スズランの朝

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 風もおさまりポカポカな朝を迎えた深蒸し茶の里、掛川
粟ヶ岳の麓、東山茶業組合です。

この季節は、”生まれたばかり”にたくさん出会う季節です。
昨日の話題のように、生まれたばかりの山菜に出合ったり、その春の力を味わ
ったりと楽しみが次々にやってきます。

毎年出会いながら、いつもこんなところにと目をとめるのが、スズランの小さな
鈴の花です。

水仙のような葉が茂った中に小さくて清楚な花を見つけるのも、この季節の生
まれたばかりのひとつです。

大切なお茶を育てる私たちは、常に自然に感謝しながら、土から出しものを慈
しみながら暮らしています。

道端の花に目をとめて微笑む気持ちで今日も、一日働きましょう。



 

まな板の上の春

カテゴリー │東山日記




おはようございます。東山茶業組合です。

今朝は冷え込みました、氷は張ってるし防霜ファンは昨夜からグリングリン回って
いました。昨日も荒れ模様で冷たい強風で冬に戻ってました。

でも小さな春を採ってまいりました。
ノビル(家人はノンビルと言ってますが)、山うど(スーパーに並ぶウドとは別もの
のようです)たけのこ、わらびなどがちょっとひと周りすると手に入ります。

山うどは大変香りが強く、アクもあって茹でるだけで鍋の内側がざらつきます。
これは好きな人にはいいのですが、かなり独特な味覚で私など味見もできません。
火が通ったかつまようじを指して見ます。

ノビル、山うどにわけぎ足してぬた(酢みそあえ)を作りました。

こんな山菜ならたとえ食べすぎてもメタボには縁遠そうです。







 

雨と水の恵み

カテゴリー │東山日記



おはようございます。春を迎えた深蒸し茶の里、掛川東山茶業組合です。

春の雨と水の恵みは粟ヶ岳の麓に広がる私たちの茶畑を潤しています。

しばらく前のブログに仲間が書いたように、山に広がる茶畑にとって水は大切
です。

先人が私たちの為に整えてくれたファームポンド(貯水施設)がたくさんあり、
灌漑施設が整った私たちの地域にはいつも水が豊富に蓄えられています。

春の雨はしっとりと畑に染み入っていきますが、水はどれだけあってもうれしい
と感じます。

春の雨は一日いちにち一番茶を育てていきます。

土の中から茶の木を育み、水は根を育て枝先まで新しいエネルギーを溢れさ
せていきます。

私たちはそのお手伝いをし、美しい一番茶を育てるのです。



 

茶の色は各地で違う

カテゴリー │東山日記



昨日所要で旧中仙道を訪ねました。

おいしいと聞いていた甘味処に入り、名物の栗が入ったゼンザイや汁粉を注文す
ると、はじめにお茶を出していただきました。

旅をすると、自分たちの飲む自慢のお茶を標準にしていることがわかります。
ペットボトルのお茶さえパッケージが緑茶色をしていますが、各地に出かけると
お茶はほうじ茶であったりして、決して緑茶色ではないのです。

大きなお椀に出していただいた熱々のゼンザイをいただきながら、お茶が東山の
深緑色のお茶であったならと思いました。

中仙道にもお茶は栽培されておりますが、やはり私たちの愛する色を出すお茶
ではないのかもしれません。

温かいお茶をどうぞとサービスしてくれた女将さんの笑顔は、これが普通のお茶
であることを伝えていました。

お茶の色は各地で違い、けれども私たちの自慢のお茶を届けたい。
そういう思いになった中仙道行きでした。



 

わらびの味噌汁

カテゴリー │東山日記



おはようございます。
また雲行きがあやしいです、雨が多すぎて困っている東山茶業組合です。

早いのか、もうどこにでも出ているのかわからないけど「わらび」を採ってきたよ
うです。重層でアク抜きして味噌汁で頂きました。

これから土日にはこの地区はわらび採りに来る人で賑わいます。どの地域にもわら
びくらい出るのでしょうが、東山の山々はしっかり草刈りがされているのでわらび
採りで歩き回れるのです。

従姉妹たちもわらびが特別美味しいわけではないけれど採る行為が楽しい、面白い
と春になると遊びに来るので穴場に案内します。私はどちらかと言うと好きではな
く、わらびを見つける度に腰を曲げなくてはならず、面倒で疲れます。皆さんタダ
で運動できる点が一番良いようです。

地中は雨でたっぷり水分を含んでますので、これからの暖かさに連られて山菜も山
菜を採る人達もたくさん出てきそうです。

タケノコが出始めるとわらびとの山菜おこわで「春」を楽しみます。
その内毎日タケノコとわらび料理ばっかり食になると小学生だった息子に
「おかあさん、今日も春の料理だね」
と、イヤミを込めて言われたことを思い出します。


 

大切な防霜ファン

カテゴリー │お茶づくり施設



おはようございます。
暖かだったり、寒かったり、移り気な春の気候の東山茶業組合です。

日中は春本番の暖かさだったのに晩からぐんと冷え込み、次の朝、霜が降りそうな時
は「防霜ファン」が頼りになります。これはもう静岡県内の茶産地では非農家の方でも
ご存じでしょう。でも今だに全国ネットのTV番組では「これは何するものでしょう」とクイ
ズにもされてますね。

これから晩春にかけて夜間の異常低温により発生する霜は、たった一夜にして大きな
被害を及ぼすお茶、農作物の大敵です。防霜ファンは上空にある暖かい空気を茶樹に
送り霜害を守るのです。

これは乗用摘採、レール摘採に都合がいいポールを折りたたむ収納型です。茶畝間に
収まるので上を走行でき、台風時にもたたんでおけば傾いたりしません。

深夜電力により使うのは2ケ月もないのですが全茶園の毎月の基本料金も負担せねば
ならないので年間電気料金はかなりの高額となってしまいます。でもでも頼りにしており
ます。

これから冷え込む早朝はファンが賑やかに回る音で目が覚めそうです。


 

花みずき冷茶

カテゴリー │一番茶の東山割り



おはようございます。3月も中旬、そろそろ桜前線も掛川に近づいてきている
ようです。深蒸し茶の里、東山茶業組合です。

この季節になると飲みたくなるのが、冷たいお茶ですね。
ペットボトルのお茶がポピュラーになっていますが、調査機関によると、ペット
ボトルのお茶は手軽さがうけ、喉を潤す為に飲まれているのだそうです。

今日紹介するのは私たちが作る一番茶で作ったティーバッグのお茶”花み
ずき”です。

一番茶とは新茶のこと、八十八夜頃に収穫する最もフレッシュで力のある
大切なリーフをそのままティーバッグに詰めていますから、一年中新茶の香
りと美味しさを持つ冷茶をお楽しみいただけます。

喉をうるおす新茶の香り、深蒸し茶の東山茶業組合がお勧めする”花みずき”
で作った冷茶をお楽しみ下さい



 

東山、風の通り道

カテゴリー │東山日記



こんにちは、春を呼ぶ強い西風の吹く掛川粟ヶ岳の麓、深蒸し茶の東山茶業
組合です。

昨日からの強い風は春を呼ぶ風、冷たい冬を吹き飛ばしてしまいそうですね。

道沿いには花が咲き出しているのを見て思い出したことがありました。

山の道を走ると、鬱蒼と茂った木ばかりで怖いような思いになりますが、その
道に花を見つけたら、きっと人家があるのです。

人は自分の為だけに花を植えず、道を通る人を楽しませるように花を育てて
楽しむのだそうです。

それだから山道の先に花を見つけたら、きっと人家があるのだそうですよ。

春の道は、花の道、人が誰かの為に咲かせる花の道をたどることができます。

もちろん、東山への道にも花がたくさん咲き出しています。
粟ヶ岳の桜の花芽もふくらみ、枝先が赤く染まっています。

強い風の向こうに本当の春がやってきます。



 

春の餃子パワー

カテゴリー │東山日記



おはようございます。 粟ヶ岳は春萌えの真っ只中、深蒸し茶の東山茶業組合
です。

久しぶりに食の話、みんな大好き餃子のお話です。
ご存知のように、静岡県は餃子の大量消費地、誰もが餃子が大好きです。

最近、浜松餃子が話題ですが、この地域では餃子を食べに行こうと言えば誰も
が好みの餃子店を持っているのです。

餃子の写真だけでどの店か分かるという餃子フリークも多く存在します。

さて、私の好みはこの餃子です。野菜沢山で皮がパリッとしていて大きめな餃
子は、何個でも食べてしまいます(餃子大、16個はいけますね)
どこのお店かわかりますか?

餃子を食べに行くのですから、ご飯などはいりません、餃子のみをいただくのみ。
他の地域から来た人を連れていくと、餃子のみ食べに行くことは少し驚かれる
ようですね。

餃子を食べて元気モリモリ、パワーをつけてまいりましょう。



 

手本は二宮金次郎

カテゴリー │お茶畑の働き者



おはようございます。掛川粟ヶ岳の麓、深蒸し茶の里の東山茶業組合です。

週末に出かけた先で二宮金次郎の像を見つけました。
久しぶりだなあと見ていると、鼻歌で二宮金次郎の歌が飛び出してきた。
もう昔むかしに教えてもらった歌を少しだけ覚えていたのです。

そこで早速、検索してみました。

二宮金次郎

柴刈り、繩なひ、草鞋をつくり、親の手を助(す)け、弟(おとと)を世話し、
兄弟仲よく孝行つくす、手本は二宮金次郎。

骨身を惜(おし)まず仕事をはげみ、夜なべ濟まして手習讀書、
せはしい中にも撓まずがく學ぶ、手本は二宮金次郎。

家業大事に、費をはぶき、少しの物をも粗末にせずに、
遂には身を立て、人をもすくふ、手本は二宮金次郎。

読んでみると、私たち東山の先人たちが教えたことに通じ、今の時代を
受け継いだ私たちが守るべきことを教えてくれています。

下刈り、ならして、お茶をつくり、親の手を助け、家族を世話し、
家族仲良く、孝行つくす、手本は二宮金次郎。

古き教えは今も変わらない孝行と勤勉の心です。今日も心して働きましょう。




 

茶花歳時記:さんしゅゆ

カテゴリー │茶花歳時記



おはようございます。 粟ヶ岳の麓に広がる深蒸し茶の里、東山茶業組合です。

茶花(ちゃばな)とは、茶道で茶会の席に飾る花のことを言い、 飾らない山野草の
素朴な一輪挿しなどに多く使われる花として愛されています。

昨日は春の茶花を見つけに野や山へ行きました。

この季節、黄色い花を見つけることが多くなりましたが、これは3月の茶花のひ
とつ”さんしゅ”でしょうか

さんしゅゆは春黄金花とも、秋珊瑚とも呼ばれますとおり、春には美しい黄金の
花を咲かせ、秋には長い丸の真っ赤な実をつける木です。

撮ってきた花を図鑑やインターネットで調べて名前を調べることで、ひとつづつ
茶花を見つけていきたいと思います。

歳時記とは、自然を愛する心です。

自然の花を見つければ、それは茶花として使うことができる。

お茶生産者として、覚えていきたい茶花は毎日の気づきの中で見つけています。