もうすぐ4月、新茶に向けての準備

カテゴリー │茶づくり人づくり

こんにちは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

新型肺炎はいつになったら収まるのでしょうか、都市部では多くの処が封鎖され大変な状況です。

私たちは新茶に向けて準備をしなくてはなりません。今日はさえみどりの茶園にかぶせる寒冷紗(かんれいしゃ)の準備、です。

きれいに巻き直してかぶせ易いようにしておきます。

「かぶせ山の神」はさえみどりを使用していましてとても人気があり早いうちに完売してしまいます。早い時期に予約願います。








 

改植の植え付け

カテゴリー │茶づくり人づくり

おはようございます! 掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

日中は春爛漫ですが夜中から朝にかけては冷え込みます。この頃は防霜ファンがブンブン暗い内からにぎやかに回っていて、この辺りの春の風物詩になってます



また新春~春は茶園の改植作業があります。長い間生育してくれた古い茶株を抜いて幼木に植え替えます。植え付けは3月~4月上旬の1番茶前時期に行います。ヤブキタの1年生ですが小さい苗で植えてあるのが目立ちません。

この植え付け作業の前段階が大変な仕事です。元の茶園の古い大きな株を抜いたり、暗渠(あんきょ 地面に隠れた排水路)を設置し大きな石の撤去など土づくりをして整地していきます。



こちらはマルチと呼ばれるビニールのシートで地面をおおい、雑草をはえにくくしたり、地温をあげます。品種「さえみどり」の2年生ですので苗は少し大きいのです。

改植すると4~5年は収穫できませんが茶園の若返りのために行われます。



 

宮城まり子さんのこと

カテゴリー │東山日記

こんにちは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

春本番の穏やかな陽気となりました。あちこちで桜が見頃ですが粟ヶ岳は少し遅れます。



桜木(掛川市)の「ねむの木学園」の宮城まり子さんが亡くなられました。

宮城まり子さんは東山に縁故の深い方です。そのことは昭和43年発行の「東山郷土誌」に載せられています。

私が東山に嫁いできた時にはこの書籍はあり、東山の過去を知らない人にとって興味深い読み物でして何回も目を通しています。

宮城さんは本名は「本目真理子」といい、この本目(ほんめ)姓のお宅も今も東山に1軒あります。

東山出身で旧日坂村の村長を務めた本目籐十氏の弟の子で両親の菩提寺は大野の長松院です、

作曲家の兄さんが昭和35年掛川市原川で交通事故で亡くなっています。昭和43年供養を兼ねて掛川市に来られたが、映画「砂の女」ロケで有名になった浜岡町(現御前崎市)の美しい砂丘と環境に良さにひかれて「ねむの木学園」を建設されたようです。

上皇ご夫妻とも交流があり、まだ障がい者に対しての福祉が行き届かなかった頃より私財を投じて活動してきた宮城さんのご冥福をお祈りいたします。




 

山菜の季節と鯉のぼり

カテゴリー │東山日記

こんばんは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。




東山はわらび、ゼンマイ、タラの芽、山ウドなど春の山菜が豊富です。

それは茶草場農法で毎年キチンと草刈りをしているので、春には太陽の日差しが充分地面に届き、芽の成長を促進します。

何年も草刈りをされないボサボサの山でしたら入ることも見つけることも困難ですね。

山菜ははっきり言っておいしいものではありません。よくいう糖と油でできたものが確かに旨いのですが春の香りとアクの強さがいいのでしょうか、好きな人はいるものです。



東山いっぷく処ではもう少し経つとお店の前にたくさんの鯉のぼりをめざしのように連ねてつるし来客を迎えます。

家庭で不要な鯉のぼりを提供してほしいとのことですので、家にあった40年前の鯉のぼりを出しました。14匹もありました。

さお2本立てて揚げたものですが10mの鯉は大きすぎて大変でした。鯉たちも超久しぶりに日の目をみて元気に泳ぐことができるようでよかったです。


 

お彼岸入り

カテゴリー │東山日記

こんにちは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

暑さ寒さも彼岸までと申します。これからそんなに寒くはならないでしょう。昨日は彼岸入りで墓参りに行ってきました。



東山住民の墓地は粟ヶ岳が良く見わたせる高台にありまして7~8割ほどのお宅の墓地が集まっております。

高台にあるので今日は特に風当たりが強く、供えた花も飛んでいってしまいます。

花差しの口元を硬いくらい香花の枝でいっぱいにしておくのが普通です。

長い人生を粟ヶ岳がみえる東山で過ごしてこられたご先祖様も、亡くなられてからも粟ヶ岳の前で眠っております。


 

カモシカ(?)の落とし物

カテゴリー │東山日記

こんにちは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

東山には多数のニホンカモシカが自然のまま生息しております。だれでも生のカモシカに出会っていると思いますがイノシシほどの危険物ではありません。

近所の方が畑に落ちていた(?)と拾ってきました。立派なツノでして、長さは 56 cm、幅は15cmあり、結構重さもあります。




スマホで調べてみますと、このように枝分かれしたツノはカモシカでなくて「ニホンシカ」の成熟したオスののものらしいです。

ツノは毎年生え変わり、春先にツノが落ちると。

ちなみに「カモシカ」の場合、ツノは枝分かれしていないで、オスにもメスにもツノがあり成長するにつれてツノが生えてきて、生えたツノはそのまま大きくなり、一生生え変わることがないようです。

これは「ニホンシカ」の落とし物だったようです。ニホンシカもいるんですね!


 

茶草場テラスは混み込み

カテゴリー │東山日記

こんにちは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

今日は晴天に恵まれましたが、風は冷えております。せっかくの土曜日が雨天でしたので今日は粟ヶ岳登山者が多かったです。

ふもとの「東山いっぷく処」横と上の駐車場が満車なので東山センターにもたくさん駐車されていました。



頂上にはお昼近くに着いたので山頂店の飲食コーナーには10人くらいのお客さんが列を作ってました。スタッフは大変忙しそうで皆知っている人達ですが声も掛けられませんでした。お疲れ様です。

晴天ながら東の空は雲があったので残念ながら富士山見えず!






 

原木栽培の椎茸

カテゴリー │東山日記

こんばんは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

おとといの雨をたっぷり含んで山のホダ場でシイタケがたくさん出てました。





最近よく店頭で見かける「菌床栽培」、わずか数か月のサイクルで年中収穫できる効率の良さはいいのですが、風味は薄く、香りは原木シイタケにはかないません。

調理法として網で素焼きにして、逆さにおいて焼いたシイタケのヒダに醤油をしみ込ませて食する方が多いと思いますが、あまりにも素材そのままの味より、家ではフライパンでバター焼きします。

あと砂糖と醤油をいれ蓋をすると、生シイタケの水分と共に蒸し焼きになります。コクがでます。各自好き々な食べ方があるでしょう。






 

未曽有の大震災から丸9年!

カテゴリー │東山日記

こんにちは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

3・11東日本大震災から9年、今もなお大変な思いを持ち、震災によって人生が変わってしまった方が大勢いられます。

私も当日の記憶は鮮明に覚えております。ちょうど茶業組合女性部の日帰り研修へ行っておりました。

静岡駅近くのホテルバイキングを楽しんだあと、イチゴ温室のある海岸側から静岡東照宮まで上り、キラキラ光る海を高い場所から眺め「海が見える住まいもいいねぇ」と言っていたのです。

150号線からバスで清水方面に向かう途中で地震にあいました。寄ったお茶屋さんでついていたTVをみてびっくり、漁港が映りマッチ箱のように見えたコンテナがプカプカ浮いており、清水港の魚市場へ行くつもりが港は閉鎖されたというので一路掛川に帰ってきました。

西方面だったので順調に走行できましたが、東では由比あたりでどうなっていたかわかりません。帰路のバスの中で見たTVは映画のCG加工してあるかのような信じられない衝撃的な映像でした、家に着いてからもずっとTVから目が離されなかったです。

コロナウイルスのため、追悼式も中止になりました、午後2:46、亡くなった大勢の方に手を合わせます。

昨日の雨より一変お天気は回復しましたが強風です。今朝は肥料のトラック取りです。
早いもので来週は春のお彼岸です。日増しに春らしくなっていき茶園の管理も忙しくなります。










 

アマゾンの秘境の人々

カテゴリー │東山日記

こんばんは、掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

朝からの雨は晩まで降りつづいて暖房が切れない寒い日でした。が、明日は4月並みの春本番となりそうです。




TVの録画でいいものは見た後も消さないでいて、その中に2016年8月の「NHKスペシャル 大アマゾン最後の秘境」があるのですが大変見ごたえのある番組です。

アマゾンの奥地、ブラジルとペルーの国境地帯にいるという文明社会と接触したことがない原初の人々を追ったドキュメンタリー番組です。

部族名、言語や人数もわからない、「隔離された人々」の意味で「イゾラド」といわれ、全身裸で家族で生活しています。番組では川向こうに現れるイゾラドに舟いっぱいのバナナを差し出し友好的に接してもらうわけですが、バナナも自然界にはないので栽培しないと手に入らず、欲しいので度々姿を現すようです。

不用意に現代人とイゾラドと接触すると、彼らはウイルスやはしかはもちろん風邪でさえ免疫力がないので、感染して部族が絶滅したこともあるので、カメラマンは、何種類ものワクチンを注射して対面したそうです。この場合汚染されているのは現代人になりますね。

もう少し現代人と接触している人を「ヤノマミ」といい、おもしろそうなので中古の書籍を買ってみました。

中高年者がついていけないくらい進化したこの現代に、いまだにジャングルの奥地で全裸で未開生活暮らす人々がいることに興味が湧きますね。









 

今がピーク、花粉症‼

カテゴリー │東山日記

おはようございます!掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。

寒気が来たり、春めいていたりそれでも春はもうそこまで来ています。

寒さから解放されてうれしい春ですが、スギ花粉に敏感な方にはつらい春ですね。

2~3日前の午前中は強風に見舞われ敏感な花粉症さんはさぞや大変だったのでは。

花粉症は今がピークと気象予報で言ってました。(ということはまだ半分ある?)

べにふうき(紅富貴)にはアレルギーを抑制すると言われる「メチル化カテキン」というカテキンの一種がたくさん含まれており、花粉症に効果があると注目されているお茶です。

緑茶も抗ウイルス作用とか抗花粉症とか隠れた才能を持っているんですねニコニコ






 

免疫力を高めるあったかい緑茶

カテゴリー │ちょっと一服

おはようございます!掛川の深蒸し茶処 東山茶業組合です。



あちこち春満載でラッパ水仙やタンポポ、早咲きの桜など山々や庭が賑やかになってきました。

世の中すっかり変わってしまいました。学校も休み、人が大勢寄ることもはばかられ、人混みでマスクもしないで咳き込んでいたら非難されてしまいます。マスクをしないと危機管理ができない人と思われてしまいますので気を付けましょう。

2週間前の「女性セブン」に『免疫力を高めてウイルスに克つ』という記事があって茶業界に出回っているようです。



それによりますと最強食品はホットヨーグルト、納豆、生姜紅茶(やはりあったかい方がいい)といかにも体に良さそうな食品が続きますが、飲み物ではなんとダントツ緑茶!緑茶に含まれる何種類かのカテキンのひとつが抗ウイルス作用があり、低温よりも80°Cくらいの湯温が最も抽出され易いようです。

冷たいペットボトルのお茶よりもあったかい急須で淹れたお茶を30分毎にちょこちょこ飲むと良さそう。家でもポットの温度設定は80度にして飲んでました。白湯健康法もありますし、身体を冷やすより温めることがいいことは昔から言われていますね。

ただし粉末茶ならば低温でも問題ないようです。ちょうど当組合でも粉末緑茶の販売を近々開始しますのでよろしくお願いします。

観光業界始め困窮されている方もたくさんおられます。なんとかはやく収束してもらいたいものです。