お茶の色は茶色?

カテゴリー │お茶の間の話

お茶の色は茶色?

おはようございます。 掛川東山茶業組合です。

農閑期の今は、お茶についてのさまざまな考察をしています。

色の名前の話ですが、「茶色」という色がありますね。木の幹の色、土の色、チョコ
レート色ぐらいまでの色を茶色と言うと思いますが、私たち茶農家にとっては茶色は
美しい緑に淹れたお茶の水色(すいしょく)を言いたいと思います。

大変失礼ながら、お茶の生産がない地域に行きますと、緑どころか茶色?のお茶
をいただきますが、とても残念に思っています。
まだまだ私たちの生産されるお茶の色のアピールが足りないなと考えています。

茶色という名前はせっかく茶という名前をつけられていながら緑とは違う。

私たちがもっとアピールすることによって、東山の深蒸し茶の色=東山茶色として
イメージいただけるようになるといいなと思っています。

緑美しいお茶の色、その香りと風味を楽しんでいただき、東山茶の色を広めたいと
思います。

静岡県をはじめ茶処ならではの考え方かもしれませんが、美しい緑のお茶をお楽
しみいただきたいと思います。



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この記事へのコメント
あしあとから参りました。
はじめまして。

確かに茶色は緑茶の色とは程遠い。
なのにお抹茶色ならこっくりした緑を思います。
静岡茶色と聞けば、県人はかならず緑茶色を思うはず!
京都はお茶の産地がありますが、お茶といえばほうじ茶(茶色)が出てきます。
そもそも茶色と言われた元のお茶がそっちなのか、と想像しています。
江戸時代は茶色と鼠色が流行ってバリエーションもかなりあります。
身近なお茶だけに、話しは広がりますね。
Posted by ぶん屋あき at 2008年12月15日 13:02
ぶん屋あき様、お返事が遅くなりました。
さすが小間物屋さんの女将さんのお話で含蓄深く読ませていた
だきました。お茶色の違い、そして私たちのお茶色、これからも
精進させていただきます。
Posted by 東山茶業組合東山茶業組合 at 2009年01月19日 12:17
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    コメント(2)