どうして東山のお茶は甘いの?

カテゴリー │お茶の間の話

どうして東山のお茶は甘いの?

風が強く吹き、木々がザワザワと騒ぐ粟ヶ岳の麓から、深蒸し茶の東山茶業組合
です。

お茶を注文いただくと同封しているリーフレットにおじいちゃんと孫の会話として
「おじいちゃん、なぜうちのお茶は甘いの?」という短い話を載せています。

孫:おじいちゃん、なぜうちのお茶は甘いの?

爺:うまくて甘いお茶をつくるには、まずいい葉っぱをつくることからなんだよ。
  夏にお日様をいっぱい浴びた山の草を畑に入れて、ミミズや蒸したちが喜ぶ
  土を作るんだ。

  そうして、春になると茶の木は葉肉の厚い、茎の太い元気な芽を出してくれ
  る。そこにここの朝霧がやさしく新芽を包み込んで、みずみずしいやわらかい
  芽にするんだよ。

  その葉っぱをお父さんたちが茶工場でゆっくりゆっくり時間をかけて蒸して
  もむんだ。そうすると葉っぱはやわらかくなって、よりうまい味を出せるように
  なるんだよ。

孫:僕もおとなになったらお茶をつくるよ!

爺:ああたのんだよ。

東山のお茶はお爺ちゃんから孫まで代々継いでいるお茶畑の土から生まれます。

粟ヶ岳の茶文字を見ながら育った子供たちの代によい土とお茶の木を守るのが
私たちのつとめなのです。

東山の深蒸し茶、甘いお茶をお飲みくださいね。



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