茶の十徳

カテゴリー │お茶のことわざ話

茶の十徳

おはようございます。台風の強い風吹きすぎた掛川の深蒸し茶の里、東山茶業組合です。

今朝はお茶のことわざから「茶の十徳」のお話です。

これはお茶を飲むことにより十の徳が得られるという意味ですが、以下のような徳を積む
ことができます。
私たちなりにご案内してみたいと思います。

「諸天加護(しょてんかご)」

お茶を飲むことによってさまざまな神が護ってくれる。落ち着いて健康に気をつけ、常に
感謝を忘れないことととっています。

「無病息災」

お茶は栄養の豊富な飲み物です。風邪の予防に効くことは知られています。お茶を欠
かさぬお年寄りに健康な方が多いことはうれしいことです。

「父母孝養」

東山茶業組合へのご注文のお茶がご両親に届くとき、どんなに喜ばれるでしょうと
贈り主のお客さまに感謝しています。心をこめてお届けしています。

「朋友和合」

お茶をいれあって心を開き友と語る時間を大切にする。お茶がそんな時間のお手伝い
をするとうれしいなと思っています。

「悪魔降伏」

悪なることは心の弱みにつけこんできます。お茶が心も体も健康にさせてくれますか
ら邪悪なものは退散してしまうのです。

「正心修身(せいしんしゅうしん)」

心正しからざれば、身を修むべからずと言いますが、心おちつかせ何事にも対処
できることで進む道を誤ることはありません。

「睡眠自除」

お茶を飲みすぎると眠れなくなると言われますが、健やかなる睡眠の前にはお茶
のひと時が心やすらかにしてくれるものですね。

「煩悩消滅」

百八つもあるという煩悩、欲が出たり嘘をついたりと人は弱いものですが、これも
お茶のひとときに自分を振り返ることで道を誤ることはありません。

「五臓調和」

心の健康のもとは健全なる体が必要です。お茶を飲んで健康を維持いたしましょう。

「臨終不乱」

幸せに生き、感謝することこそ人の一生です。お茶をいれてくれた人にありがとうと
いって徳を積んでまいりましょう。

お茶の十徳、あなたはどんな風に解釈されますでしょうか



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